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FHIR-Starterプロジェクトが電子カルテのデータ構造化を目指す

"FHIR-Starter": Forschungsgruppe will Gesundheitsdaten sinnvoll strukturieren - Heise

2025年2月25日Fraunhofer-Institut für Experimentelles Software Engineering IESE

サマリー

Fraunhofer IESE主導の「FHIR-Starter」プロジェクトは、医療データの自動構造化を目指し、LLMとNLPを活用する。これにより、ドイツの電子患者記録(ePA)に散在する非構造化データをFHIR形式で活用し、診療や研究への利用効率を大幅に向上させることを目的とする。

詳細

本プロジェクトは、Fraunhofer IESEが主導し、ベルリン・シャリテ大学のProf. Sylvia Thun氏の研究グループおよびAI企業Insider Technologiesと共同で行われている。電子患者記録(ePA)内のデータは現在主に非構造化なPDF形式で存在しており、「デジタルな写本」のような利用困難さが指摘されていた。この課題を解決するため、FHIR標準に加え、LOINCやSNOMED-CTといったコーディングシステムを活用し、LLMとNLPに基づくソフトウェアを開発する。これにより、医師が経過時間ごとの検査値の表示や薬剤リストの自動作成が可能となり、ePAの完全かつ実用的なデジタル化を目指す。また、データは匿名化され、研究利用も可能となる。技術面では、AIによる「幻覚(Halluzination)」を防ぐため、データの信頼性確保と広範なプライバシー保護が課題となっており、Fraunhofer IESEは「Uncertainty Wrapper」という仕組みを開発し、不確実性を定量化・管理することで対応する。最終的に、このサービスはオープンなデータ転送インターフェースを提供し、LLMも可能な限りオープンソースとして提供することが目標とされている。 本プロジェクトは3年間実施され、ドイツの経済省から164万ユーロの資金援助を受けている。

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